アナザ・バイブル　1

あらすじ

グラナース――
この、自然あふれる広大な世界に、
2つの異なる種族が共存していました。

――人間と魔獣…
2つの種族は、もともと敵対する存在でした。
それは、長きにわたる争いでした…

しかし、共存を訴える一部の者達と、人間と魔獣、
両方の血を引いた者達の働きによって、
やがて2つの種族は、力を合わせて
生活していくことに決めました。

そして、そんな過去の争いも忘れ去った今、
2つの種族の間に、再び争いが起ころうとしていました…

――満月の夜。
深い森の中で、奇妙な集会が行われていました。
彼らは魔獣を神と崇め、
恐ろしい魔力で魔獣の理性を奪おうとしていました。
「――さあ！魔獣たちよ、今こそ、立ち上がるのだ！
　人間に媚びを売る時代は終わった！」

漆黒の闇が包む森の中に、
その声は不気味に響いていました…
そして、次の満月をさかいに、
グラナースの大地に恐ろしい出来事が
起こり始めていたのです…

――過去に起こった、あの忌まわしい争いが、
再びこの地に起ころうとしていました――






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